韓国への修学旅行は平成12年度より実施しています。韓国は日本に最も近く、歴史的にも多大な影響を受け、現代においてもお互いをパートナーとして共に発展していかねばならない、重要な国の一つです。また、韓国は様々な歴史的問題を内包し、日本に似た風土と風習を持ちながらも、全く異なった価値観、考え方も併せ持っていて、まさに「国際感覚」なしには真の理解を得られない国でもあります。

韓国修学旅行の特徴は3つあります。
○学校交流会による同時代人たちとの交流を通して、まさに「今、現在」の韓国事情を知ること。
○第3トンネル・ドラ展望台(過去には板門店)などの見学を通して、緊張した国際情勢を自分たちの問題として真摯に感じること。
○バス号車別・班別自主研修を通して、主体的な行動による新鮮な発見と驚きを体験し、積極的な国際理解の態度を養うこと。

毎年、多くの生徒がこのかけがえのない体験を通して人生の可能性を膨らませています。

 

 

平成24年度 韓国コース修学旅行の記録

期日   平成24年12月6日(木)~12月11日(火)
旅行先   韓国(主に大邱(テグ)・ソウル)
実施学年 高校2年生韓国コース選択者
参加人数 生徒218名

12月6日(木)1日目
syuukai1学校を予定通り出発。(大韓航空7:00 アシアナ航空7:45出発)大韓航空班は予定通り釜山に到着しましたが、アシアナ航空班は、大雪のため予定が大幅に変更になりました。以下はアシアナ航空班の日程です。


18:55仁川空港到着(4時間ほどの遅れ)
辺り一面雪景色。気温も下がり、マイナス5度くらいでした。
夕食は空港近くのレストランに変更。まず食事(プルコギ)をして出発。
初めての韓国での食事、遅くなりましたが、とてもおいしかったです。
1:50大邱のホテル着
到着後すぐに就寝。

天候不順のため日程が大幅変更となりましたが、何とか韓国に到着することができ、生徒・引率教員・旅行社ともども胸をなで下ろしました。
みんな到着後の雪景色と寒さを実感し、旅行の厳しさを納得したようでした。このようなハプニングも旅の醍醐味です。
       


12月7日(金)2日目
大韓航空班予定通り。アシアナ航空班前日の影響で午前中日程を若干変更。

午前中「仏国寺見学」
世界遺産にも登録されている仏国寺です。中は広くて建物も8世紀からあるという歴史を感じさせるものが多く、勉強になりました。朝鮮出兵で木造部分は消失したことを知り、少し複雑な顔をしている生徒もました。
昼食 「韓定食+古典舞踊鑑賞」buyou
韓定食は品数も多く、辛くなくてとても食べやすかったです。古典舞踊も隣国ながら日本との文化の違いが感じられ、よかったです。

午後より「大邱観光高校との交流会」 
今日一番の行事です!
セレモニーでは、本校の生徒挨拶を韓国語で行い、拍手を浴びていました。
両校の出し物は大邱観光高校生徒から、伝統舞踊と最近流行のダンス、本校生徒から空手部3名による演舞でした。
その後班別に分かれて教室で交流会
大邱観光高校から一人一人団扇を作成できるように前もって準備がなされていました。本校からは一人一人が日本にゆかりのあるプレゼントを持参。剣玉や独楽などの伝統的な遊び道具や、最新の漫画・アニメ・ゲームに関わるもの、手書きのシートなど様々なものを用意していて、楽しく思い出に残る交流会となりました。
大邱観光高校には、様々なコースが設けられていて、その中に日本語科もあり、片言ながら日本語を話せる生徒もいて、彼らを中心に楽しいおしゃべりをしながらの交流会になりました。
途中降雪により、一面雪景色となりました。帰りのバスの発車が遅れましたが、思わぬサプライズに運動場で雪合戦をしたり皆さん大はしゃぎでした。
夕食はカルビクッパ 食べ応えがあり、おいしかったです!


12月8日(土)3日目huyusona
この日はバス号車別自主研修。生徒たちはみんな事前にじっくり計画を立てていました。
それぞれ、独立記念館・MBCドラミアコース、独立記念館・エバーランドコース、春川(冬のソナタのロケ地)散策コースに分かれての研修です。

以下は一番多かった「春川(冬のソナタのロケ地)散策コース」の模様です。
昼前に春川に到着。バスの中で冬ソナが見られたので、イメージはばっちりです。
ソウルほど近代化されていないので、古き良き韓国の情緒が味わえる街並みでした。
昼食 ダッカルビ(春川コース) 鶏のカルビ、辛かった~!でもおいしい!!ご飯が進みました。
昼食後、船で冬ソナの舞台として有名な南怡島(ナミソン)に渡ります。雪の積もった様子は将にドラマそのままの景色で、みんな感動!またまた雪合戦をしたり雪だるまを作ったりで大はしゃぎでした。

夕食はうどんすき。日本のすき焼きのような食べ物。親しみやすくこれも食べやすい!
ソウルのホテル到着、この日から最終日まではソウル泊となります。


12月9日(日)
kokkyouこの日は、現代の国際情勢を知るために、北朝鮮との国境付近にある「第3トンネル・ドラ展望台」の見学です。ソウルから目的地に近づくにつれ、閑散とした風景となってゆき、途中のゲートではパスポートチェックを衛兵に求められる。今まで味わったことのない、重々しい空気が感じられました。
軍人たちが警護する入り口を入り、北朝鮮が見えるドラ展望台まで行きます。「これ以上進んではダメ」との警告のもと、見学と説明を受けます。
その後北朝鮮側から韓国を攻撃するために掘られたと言われる第3トンネルを実際に歩きます。第3トンネルは北朝鮮がソウルへ向かって攻め込むために掘られた地下75mのトンネルのうちの1つ。1974年、脱北者により、その存在が知られ、80年代に発見されました。その数3つ。第3トンネルは1時間に4万人の兵をソウルへ送ることができる規模を誇るそうです。窮屈なトンネルですが、壁面には実際に掘った跡があり、迫力があります。生の現実に触れ、普段接することのない軍人たちと話をすることで、和やかな中にもピリピリした雰囲気となりました。現在も続く緊張状態の国際情勢を文字通り肌身で知る絶好の機会となりました。

昼食のプルコギ(相変わらずおいしい。初日とは少し違った味付けでした)のあと、午後からは清渓川(チョンゲチョン)見学+免税店でお土産などの買い物
 積雪もあったので、清渓川の岸辺には降りることができず(通行止め)資料館のみの見学となってしまいました。残念。しかし、ビデオを見ることで、大都市ソウルに清渓川をよみがえらせた意義は生徒たちに伝わったようです。

18:00から、夕食会場にて「儒教についての講話」がありました。 
儒教についての説明と、韓国にいかに儒教が根付いているかの話でした。韓国理解のためにとても有意義な講話でした。内容が「儒教」だったので、生徒はいつにもまして静かにきちんとした態度で聴いていました。
18:30 夕食 海鮮鍋 様々な具材があって目移りしそうですが、余り迷うと他の人に取られる!ということで、男子の班は激しいバトルがあったようです。


12月10日(月)
zisyukennこの日は、生徒によっては待ちに待った「班別自主研修」の日です。この日のために、各班いろいろな計画を練り、万全の体制で臨んでいました。交通関係も、地下鉄の利用など十分指導がなされていました。
班ごとに携帯電話を持ち、前日に最終確認等を行い、安全面にも細心の注意を払います。
8:30ホテルを出発し16:30 景福宮集合です。
 緊急事態の連絡もなく、時間通りに無事集合でき、みんなはそれぞれ有意義な体験をしたようです。生徒一人一人の顔に成し遂げた満足と自信が現れていました。
18:30 夕食 豚カルビ 言わずと知れた韓国定番の焼き肉です!たれの味が韓国風で辛くおいしかったです!!


12月11日(火)
syuukai2帰国の日です。大韓航空班・アシアナ航空班ともに順調に移動、帰国出来ました。
飛行機の都合で

大韓航空班 12:30学校着

アシアナ航空班 15:10学校着

となりました。
最後まで全員が協力し、規律をよく守り、事故もなく帰国出来たことを喜びたいと思います。

この貴重な体験が、生徒たちの可能性を広げ、大きな糧となる事を期待します。