2019.12.17 これ、どうする?

英語の民間試験導入に続き、新テスト(大学入学共通テスト)における国語・数学の記述型問題も導入が見送られることが正式発表されました。

採点の均質性が保てないことや自己採点が困難であることなど、以前から指摘されていた諸問題がやはりクリアできず、結局時間だけかけて振り出しに戻る...とにかく高2が振り回されるという負の結果だけが残る後味の悪い形となりました。まぁ、仕切り直しですね。我々も指導方針の一部軌道修正です。

ただ、こちらは「仕切り直し」で片づけられない深刻な事態です。既に、新テストの記述型試験に対応するため、対策問題集・準拠問題集なるテキストがたくさん作られています。「頑張って作りました!使ってみてください。」そう言って見本を置いていってくださった業者の皆様のご苦労・負担を考えると、正直、罪深い改革案だったなぁと感じずにはいられません。出版する側も当然利益を期しての編集・製作だったでしょうから、政府が要請したわけではないと言われればそれまでなのでしょう。ただ、作問の大変さが多少なりとも分かるだけに、どれほどの時間や労力を費やして完成させただろうと考えると、胸が痛みます。

色々な課題を残して見送られた記述式テストでしたが、狙いそのものは間違っているわけではありません。「論理的で簡潔な文章を日常の素材から引き出して記す。」このチカラそのものは重要だと、このブログでも常々綴ってきました。”受験の為”からは少し目的が離れますが、製作に携わった方々の想いを大切にして、何らかのカタチで授業や指導に活かしていきたいと思います♪