2019.12.9 望みは高く

本校の学祖、永田菊四郎先生が創立(本校初の入学式)に寄せて送ってくださった祝電。

一、入学おめでとう     二、初めが大事心せよ
三、本を重んじ末にはしるな 
四、望みは高く身は低く

今回はこのうち「望みは高く身は低く」に関連して。

左図は、先日紹介したベネッセの池松様にご講演いただいた資料からの引用です。2年7月の進研で「中上位層」の偏差値だった学生が、その後に定めた進路志望によってどのように成績を推移させたかが示されています。

簡潔にまとめれば、目線を上にあげ(≒望みを高く持つ)た生徒は50%弱が成績を伸ばし、現状以下のレベルに志望を固めた生徒は60%近くが成績を落としているという結果がうかがえます。「望みは高く身は低く」現状に満足せず常に目標を高く持ち、しかしその実現に向けては謙虚な姿勢で努力する。そういった態度が成功の秘訣なのでしょうね。永田先生は、50年以上前からこの点を指摘しておられました!

高2以下の生徒の皆さん、もう一度、学祖の言葉に耳を傾けてみましょう♪

2019.12.8 いざ、県下一斉!

今度の週末、12月14日(土)に、県下一斉学力テストが行われます。

長崎県内の進学校の高校1年生・高校2年生が、文字通り県内で一斉に国数英の3教科に挑みます。今年1年間の学習で培った成果が問われる、令和初年度最後の「学力の見せどころ」です!

ここ数年の出題傾向を見ていると、ひと昔前に比べると基礎~標準レベルの出題が多く、「高校に入学して、あるいは高2に進級して取り組んできた事柄が、どのぐらい定着しているか」が問われている印象を強く感じます。もちろん、このテストで結果を残すことも大切ですし、ここで見いだせた苦手・弱点を冬季休暇で克服できるというメリットも受験から得られるはずです。

今週一週間、最後の対策が進められることと思います。1日ずつを大切にして、今年最後の県内決戦に臨みましょう☆彡

2019.12.7 学びに向かう力

高1対象のキャリア教育も、回を重ねること12回目。今日は、ベネッセコーポレーション九州支社より池松翔太様をお招きし、進路研究~大学入試の基礎知識~というテーマで学ぶ機会を提供していただきました。

このところ、新しい入試制度に関しても様々な報道がなされ、なかなか説明いただくのも大変なことと思います。しかし、内容は非常に分かりやすく、なおかつ「これから社会がどう変わるか」「それに応じてどのような学びが必要になるか」という観点にも触れてくださり、高1にとってとっても勉強になるガイダンスでした。

社会の変革・新入試の概要などを前半に説明いただいた後、後半は高1の3学期以降をどうやって過ごしたら良いかという学習アドバイスを示してくださいました。

その中でも、特に印象に残ったのが次のスライドでした。

上図は、北海道から九州・沖縄までをブロック別に分け、高校入学からの模試成績変動を表したものです。九州・沖縄は・・◆・・で示されたグラフになります。見て分かるとおり、高2も中盤に差し掛かる頃からかなり大きな落差で下降を遂げ、他ブロックに比べてもその下降幅が大きいため、最終結果は全国に比して厳しいものになっています。

生徒自身にも聞かせたかったので、終了後ではなく、あえて講演の最後にその理由を尋ねました。池松氏曰く、

「九州(特に長崎)の進学校は丁寧に指導する高校が多く、生徒も几帳面に言われたことをこなす気質があるため、1年で成績は上昇します。しかし、そこから”言われなくてもやる力””自己分析した上で自分なりの課題を発見し+αを施す力”へとシフトすることを残念ながら苦手としています。よって、習慣だけでなく「質」が本当に求められる5教科型になった時、他県に比べ下降してしまう現状があります。」

とのことでした。言い得て妙です☆彡

新しい学習指導要領においても「知識・技能」「表現力・思考力」などと併せて「学びに向かう力」が三大要素とされています。体育館でも言いましたが、他の高校の生徒は置いといて(笑)長崎日大の高1生にはこのラインを描かない成長を遂げてほしい。そのための創意工夫を、高2の0学期を迎える直前のこの冬休みから意識して☆彡

2019.12.6 やはり...

新聞やネットでもさっそく話題になっていますね♪

先般の「英語民間試験の成績導入システム」に続き、大学入学共通テスト(いわゆる新入試)への国語・数学の記述式問題導入が見送られる方向へ話が進みそうです。紙面にもあるように、採点の公平性や自己採点の精度というあたりに、現段階では超えられると言い難いハードルがあったようで、令和2年度(受験当年度)を迎える前の苦渋の決断と思われます。

日常の要素と文章読解を関連付けて記述させること、解の定まらない問いに対する自身の見解を文章にすること。これらはとても大切なことだと思いますし、その力量を問うことに意味はあると思います。ただ、受験ですから評価が一定の水準で行われることは何より優先事項と言えます。これ以上高2生が振り回されることは我々にとっても避けたいところなので、タイミングとしてもそろそろタイムリミットです。

教育・学習書籍の業者からは、「新テスト準拠・新テスト対応」のネーミングが踊った様々な教材が刊行され、我々も多数の紹介を受けています。膨大な時間と労力、そして金額をかけての発刊だったはず。これらは一体、どんな運命を辿るのでしょう...?!

2019.12.5 読み手への意識

この日の宿題は古文。『平家物語』が出典で、一の谷の合戦から敗走する平忠度を、源氏の岡部忠純が討ち取る場面が問題文となっています。

忠度は、はじめ素性を源氏の仲間であると述べるのですが、兜の隙間からお歯黒が垣間見えます。源氏にお歯黒をしている者がいないことから、敵の大将であることがバレてしまうことになります...

この宿題における記述問題は、「どうして忠純は、相手を平家の人間であると判断したのか?」という問いでした。生徒の答案に多かったのは、

 A.味方だと答えた相手がお歯黒をしていたから。
 A.源氏にはお歯黒をしている者がいないから。

といった物でした。どちらも○にならないこと、わかりますか?上の答えでは、源氏にお歯黒をしている者がいないことが分かりませんし、下の答えでは忠度がお歯黒をしていたことが伝わりません。自分は前も後ろも読んだ上で、話の筋を理解して答えているため、「自分の答えで分かってくれるっしょ!」と思ってしまいます。ただし、記述の鉄則は「解答だけで理解できる説明をすること。」したがって、「味方が誰もしていないお歯黒を、相手がしているから。」というような解答の方向性でなければ正解には至らないというわけです。

自分の解答を読んでくれる相手にとって、どれだけ親切な説明ができるか? ちょっと意識するだけでも、自分の答案が変わってくると思いますよ♪

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