招き猫先生の『ことちか日記』H27 12/17

本日は「ことちか」ではない。
昨日は、中一担任たちの「テスト企画」について触れたが、本日は、担任たちの「イベント企画」についてである。

本日の6・7校時、音楽室にて「クリスマス会」が実施された。中一全員がそれぞれのクラスでの出し物など楽しい時間をすごしていた。それだけでも吾輩にとっては嬉しいことなのだが、その際に、サプライズとして着ぐるみをつけた担任たちが現れたことが何より嬉しかった。サンタとなり、自分たちで大急ぎで買いに行ったケーキを笑顔で配っている姿を見て、「これが日大中なんだよな」と思った。

大切なお子様を生徒としてお預かりした以上、学力的に伸ばさなければならない。これは使命である。大学受験における志望校や志望学部によって、高校での学習の到達目標は異なるかもしれないが、中学時代に「学習習慣(生活習慣)」と「基礎学力(雑学も含めて)」をしっかり身につけさせることは大切だと思う。

しかし、それだけでは息が詰まる。吾輩は「詰め込み」という言葉をそれほど嫌っていないし、時期的にあってもいいかなというくらいに考えている人間であるが、要はバランスである。担任たちが、学習面でも遊びの面でも面白がって企画して、自分たちが頑張って盛り上げようとしている姿は素晴らしいと思う。

生徒諸君、大変な毎日かもしれないが、君たちの担任は頑張ってたぞ!

本日はここまで。

 

『ことちか日記』過去掲載分をご覧になるには招き猫先生をクリックして下さい!

招き猫先生の『ことちか日記』H27 12/15

授業中のことである。

生徒とのやり取りの中で、「雑学」という単語が出てきた。
「雑学」ってどんなことかな?という発問に対して、数名が、「あんまり大事じゃないことを知ってること」「どうでもいい知識」と答えてきた。「当たらずとも遠からず」といったところか。そんな感じという人も多いだろう。

「雑」という漢字には「粗いさま・ぞんざいなさま」という意味がある。「雑な人」とか「乱雑」という表現になる。生徒たちに「雑誌」という言葉があるけど、どんな雑誌知ってる?と尋ねる。さすが中学生、いくつもの名前が飛び出してきたが、「ジャンプ」という声が大きかった。「週刊少年ジャンプ」といえば、古くは「男一匹ガキ大将」「マジンガーZ」から、「ドラゴンボール」「スラムダンク」、近年は「ワンピース」「ナルト」とか、数々の国民的な大ヒットアニメを生み出した漫画雑誌である。おっと、これを語ると三日はかかる。

そこで、尋ねてみた、「雑誌ということは、ジャンプは雑な本ということかな?」、生徒たちは考え込む。
「雑」を辞書で引くことになるのだが、「いろいろと入り混じる」の意があることを確認し、「種々雑多」とか「雑事」という熟語の意味を考えるだろう。さらに、「雑誌」を調べている生徒もいる。おそらく、ジャーナル・マガジンという言葉も目にすることだろう。つい、「右手にジャーナル、左手にマガジン」というフレーズについて語りたくなるが、さすがにまだ早いかと思い、自重した。
となれば、「雑学」とは「いろいろと入り混じった知識」となるだろうか。
吾輩は授業で続けて語る。「情報」を鵜呑みにしないで、自分なりに考察することで「知識」になる。「学問」をして、「見識」が加われば、それを「学識」という。「見識」とは、物事の本質を見通す優れた判断力のことである。「雑学」もそれに「思考」や「表現」が加わっていけば違うものとなる。それは「教養」である。様々なお考えがあるだろうが、吾輩なりの戯言である。学識と教養のある方々からすれば噴飯ものかも知れぬ。まあご容赦いただきたい。
こればかりやるわけにもいかないが、これも勉強である。

本日はここまで。

 

『ことちか日記』過去掲載分をご覧になるには招き猫先生をクリックして下さい!

招き猫先生の『ことちか日記』H27 12/16

来る12月28日、愛する中一諸君にとっては今年最後の授業(冬季講座)である。そこで、A組・B組・C組の担任たちが考え出したのが、今年最後に「学級対抗のテスト」をやろう!ということであった。まあ、生徒諸君にとっては甚だ迷惑な話だ(苦笑)。

とはいえ、国語も何か準備してくだされとのこと、吾輩が準備したのは、以前紹介した「ことちか単語第三弾 説明文~評論用語」なのである。
いきなり、テストというのも忍びなくもあり、心もとなく(笑)もある。よって、小テストを実施した。

以下の問題である。

従事…ある仕事に就いていること。
殺生…生き物を殺すこと。
過不足…数量などが多すぎることと足りないこと。
慣習…古くから行われてきた、ある決まったやり方。
事象…実際に起こる、色々な出来事。
吟味…細かい点まで念入りに調べること。
精密…細かい点まで正確に作られていること。
均質…性質や成分にむらがないこと。
循環…一回りし、元に戻るのを、繰り返すこと。
信仰…神や仏を信じて敬うこと。
先見…先のことを見通すこと。
縮図…実際の物が、小さくまとまって表れている物。
浸食…少しずつ他の領域に入り、食い込むこと。
自制…自分の気持ちや欲望を、自分で抑えること。
少子化…生まれる子供が減り、子供が少なくなること。
所行…振る舞い。行い。
振興…物事が盛んになること。
受動的…他からはたらきかけられてから物事をする様子。
助長…ある状態などがより強まること。
浸透…考えや習慣などが広く行き渡ること。

二学期にやっていた「ことちか単語第二弾 小説用語」よりは、かなり読みやすいのではないかなと思われる。日常的にもけっこう耳にする語句が多い。逆に言えば、小説用語は、普段の生活ではなかなか耳にしないものが多いから、生徒たちは困るんだなぁと変な具合に感心した吾輩であった。確かに「少子化」は耳にしても「子沢山(こだくさん)」は聞かないもんなということである。

本日はここまで。

招き猫先生の『ことちか日記』H27 12/14

昨夜、21:30頃に長崎空港に無事到着、本日から日常に戻る。
本日からの、愛する中一諸君の授業は先週末に実施した「日本語検定」の対策冊子の解説である。

日本語検定はひとまず終了したが、吾輩の求めるものはただ日本語検定に合格すればよいというレベルではない。
それはどのようなことかを説明しよう。

例えば、日本語検定の問題に

①「志望」と「野望」が類義語であれば○、そうでなけ
 れば×をつけよ。
②「完勝」と「完敗」が対義語であれば○、そうでなけ
 れば×をつけよ。 

という問題がある。①は×で、②は○である。日本語検定の対策であれば、それで終了である。しかし、吾輩は「志望」と「野望」の違いを言葉で説明できる生徒になってほしいのである。また、「完勝」と「完敗」が対義語だとわかるだけでなく、「辛勝」「惜敗」という言葉が浮かぶ語彙力、できれば「辛うじて」という表現まで関連付けていく学びを求めたいのである。

また、①A(大豆・豆腐)B(米・日本酒)
          ②A(経度・緯度)B(新月・先月)
AとBの関係が同じであれば○、違う場合は×をつけよ。

という問題がある。①は○で、②は×である。これも○、×の正解不正解で終わってほしくない。①であれば、「大豆で豆腐をつくる」「米で日本酒をつくる」程度はすぐに言えてほしい。できれば「原料」と「材料」の違い(どちらとも言える場合もあるが)を意識してほしい。(経度・緯度)は地球儀を見せて確認させたい。「新月」は月の満ち欠けを説明したい。立待月・居待月・寝待月とまでは言わないが(笑)である。

けっこうな時間がかかるが、中高一貫だからこそ、「かけて良い時間」であると思う。いや、「かけなければいけない時間」ではないかと思う。まあ、本音を言えば、吾輩自身が「かけたい時間」なのである。

本日はここまで。

 

『ことちか日記』過去掲載分をご覧になるには招き猫先生をクリックして下さい!

招き猫先生の『ことちか日記』H27 12/13

つくば言語技術研修所での二日目である。昨日も話したが、今回の研修のタイトルは「幼稚園・小学校低学年対象基礎研修」であった。が、しかし、吾輩たちをここまで苦しめようとは予想だにしなかった。

上記に「吾輩たち」と記したのは、参加した熟練の言語技術指導者たちも吾輩同様に苦労していたからである。

例えば、
①絵本の読み聞かせをする前段階として、その作中の一枚の絵を提示する。
②そこで、前後のストーリーは関係なく、その絵自体の分析を行う。
※「絵の分析」については後日触れる。
③そして、それをもとに前後の流れを予想する。
④その後、絵本の読み聞かせとなる。
※読み聞かせと言っても、ただ読んでいくわけで はなく、「何が描いてある か」「続くストーリ ーはどうなるか」などという質問を織り交ぜて いく。

ということを指導していくのだが、指導計画の第一歩は「指導対象」の年齢を決定することである。つまり、幼児なのか、小学校低学年なのか、中学一年生なのか、その設定によって、授業の展開は違ってくるのである。

午前九時から始まった研修は、午後四時過ぎまであっというまであった。羽田からの帰りの便の時間を気にしつつも、最後に、三森先生と今後の本校での言語技術教育の相談を終え、つくばエクスプレスに飛び乗った。

本日はここまで。

 

『ことちか日記』過去掲載分をご覧になるには招き猫先生をクリックして下さい!