招き猫先生の『ことちか日記』H27 9/5

さてさて、本日は土曜日である。一般的には休日である中学校も多い中、愛する中1諸君は元気に登校している。
本日は多少のんびりした内容かな?と思いきやである。なんと、10月に実施される「ベネッセ学力推移調査」の過去問をテスト形式で国・数・英と実施するそうである。

 

ベネッセの学力推移調査について少し説明しよう。「調査」といってもそれはかなり難易度の高い校外学力テストである。まさに「羊の皮を被った狼」と言えよう。全国平均点が30点台であることもザラにある。小学校時代や学校の定期考査などだいたい70点を目処に作成したテストに慣れている生徒たちにとってはいささかショッキングな内容となる。

長崎県では長崎東・佐世保北・諫早高校附属などが参加している、全国規模で見ると現段階で最大の中高一貫校向けの模試なのである。中学受験が当たり前の首都圏・大都市圏で鍛え上げられた中学生たちを対象に作成された問題であるから、手ごわいのは当然といえば当然である。

 

国語の問題を見ると、
大問一は、言葉の知識と現代文法の問題。漢字の読み・書きに始まり、四字熟語・三字熟語・熟語の構成、送り仮名、単語・文節・文節の関係などが一問ずつ出題されている。
大問二は説明文、大問三は物語文がそれぞれ2000字程度の問題文で出題され、五十字・四十字という記述の問題もある。
大問三は、1500字程度の随筆文である。記述は少ないが、頭の柔らかさを求める傾向が強い。
これを解く制限時間は45分である。

正直、同じベネッセの高校1年7月の問題よりもきついかもしれない。

 

本校の生徒たちの平均点偏差値も中学1年生では例年40点台である。しかし、1年かけると偏差値が10点近く伸びてくる。つまり、全国レベルの平均点(偏差値50)までは苦手意識を持たず、落ち着いて「日大の国語」を学んでいけば到達できるのである。しかし、次の1年でまた偏差値が10伸びるのかというとそれほど甘いものではない。40台から伸ばすのと50台で伸ばすのとではわけがちがうのである。

とはいえ、確実に伸ばしていき、高校1年生では県内の最上位層に名を連ねている生徒が多数出てくるのは頼もしいことである。

現在の中1諸君も今後が楽しみな逸材ぞろいである。しかし、まだ大きなことは言わないでおこう。本日はただただ「立ち向かえ」「最後までやり遂げろ」「挑み続ける意志を持て」としか言っていない。

「なんだ、精神論か」ということなかれである。「技量が僅差ならば勝負を左右するのは精神である」吾輩は長年大学入試に挑み続けてきて確信を持ってそう思う。

 

本校の校長が今年掲げているように、「不撓不屈」の精神こそが必要なのである。
永田菊四郎先生曰く「努力は天才を凌駕する」
力野孝典校長曰く「不撓不屈、長崎日大ここにあり」である。

 

中1諸君の健闘を祈りつつ、本日はここまで。

招き猫先生の『ことちか日記』H27 9/4

早くも9月に突入である。愛する中1諸君も、夏の思い出(やり残した夏休みの課題)と秋の訪れ(先日の実力テストのやり直し)に、胸を熱く?しているのではないだろうか。

さて、近頃、吾輩の楽しみが増えている。
それは何か?
何を隠そう、生徒たちの「夏休みの課題」を読むことである。

 

今夏、吾輩が中1諸君に課したものは、定番の読書感想文と「言葉の力を感じるとき」と題した自由作文であった。

これがものすごく面白いのである。
もちろん、立派なものもあれば、あわててやっつけたものもある。自信満々に綴っているのもあれば、ちょろちょろっとごまかし気味なんてのもある。それも亦良しである。

それぞれの生徒の顔を思い浮かべながら読み進める。誤字を改めたりなど、添削していると結構時間がかかる。よってじりじりとこなしているのだが、現在はこれが吾輩の夜の楽しみとなっている。

この子はこんなことを考えていたのか。この子はこんな体験をしてきたんだ。あのときの話を覚えていてくれたんだ。こんなことを書いてくれていると知ったらその先生はうれしいだろうなぁ。この部分は必ず担任に伝えなきゃな。と思いつつである。

 

 

生徒たちの「言の葉」作文を少しご紹介しよう。

 

言葉は私たち人間が生きていく中で、命の次に大切なものだと思う。言葉がなければ自分の気持ちを伝えたり、相手の気持ちを知ったりすることができない。言葉は私たちにとって必要不可欠なものだ。

 

私は、言葉はカメレオンのようだなと思う。カメレオンが周りの色に併せて色を変えるように、言葉も周りの人や環境に併せて変化する。カメレオンが明るい色や暗い色に変わるように、同じ言葉でも人を生かす言葉や傷つける言葉に変化する。

 

私が伝えたいのは「ありがとう」という言葉の尊さである。「ありがとう」はとても単純な言葉だが相手に感謝の気持ちを表すための大切な言葉だ。私が今までで一番うれしかった「ありがとう」それは「生まれてきてくれてありがとう」という言葉である。

 

私が近所の公園でごみ拾いをしていると、おじさんやおばさんに「ありがとう。ご苦労様。」「えらいねぇ。助かるよ。」などと色々な言葉をかけてもらいました。それ以来、うっかりごみのポイ捨てをしそうになると、そのときのおじさんやおばさんの声を思い出します。そして、おじさんやおばさんが残念な顔をしているようで、気を取り直してごみを持って帰ります。このように言葉は大きな力を持っています。

 

言葉とは、人の心情を表したり、手を差し伸べたり手助けをするような言葉があります。しかし、言葉は時によっては鋭い牙を剥いて人を死に追い込むような凶器に変わることもあります。言葉の力を信じて、言葉の凶器を絶対に使わないことが、みんなが幸せに平和に暮らすための第一歩だと思います。

 

 

これらは、ほんの一部である。すばらしい生徒たちである。「日大に来てくれてありがとう」である。

 

本日はここまで。

 

招き猫先生の『ことちか日記』H27 8/31

先週末の校内実力考査の採点が終了した。
このテストの内容は、夏休みの課題の確認である。しかし、そこそこ骨のある問題も含めて、全195問200点満点であるから、そう易々と高得点は取れない。

 

と思った吾輩であったが、いい意味で予想は裏切られた。

 1年A組平均82.6

 1年B組平均82.9

 1年C組平均82.4

        学年平均82.6

 

という思いもよらない好結果が出たのである。
確かに、夏休みの課題から出題している。講座で説明したものを中心に出している。しかし、やらなかったらできない問題である。

最高点は、1問間違いの100点(1問0.5だったので切り上げ)だった。下位もいるにはいたが、モチベーションの低さを感じるような、半分を切る得点や無気力な答案は一枚もなかった。出来不出来は会っても「前を向いている」答案ばかりであった。吾輩は改めて「この生徒たちなら必ず伸びてくれる」と確信するのである。

各クラス平均点に大きな開きがないことも吾輩にとって嬉しいことである。それぞれの学級の持ち味はあってよいが、極端に差がつくのはやはり心配である。

さて、明日から本格的に二学期授業のスタートである。楽しく充実した学びの空間を愛する生徒たちと創造していきたいものである。

 

本日は、ここまで。

招き猫先生の『ことちか日記』H27 8/28

本日は、校内実力考査である。愛する中一諸君の健闘を祈る。

 

今回の実力テストの出題範囲は、夏休みの学習課題である「夏ことちか」其の一~其の四の冊子となる。ひねった問題は出していないので、しっかりやって身に着けていれば高得点が狙える(はずなのだが)。

現代語の文法は、とにかく主語・述語を把握して、修飾語(どの文節がどこにかかっているか)の理解を期待したい。
漢字・語句分野では「熟語の構成」の重点を置いている。「熟語の構成」とは、熟語がどのようにしてできているかを問う問題である。これは今後の漢字検定・日本語検定に直接関わってくる力である。当然、漢文学習の基礎ともなる。そして、それよりも何よりも「構成」を考えて「熟語」を見つめることは、的確に読み理解する・深く学ぶことの大きな基礎となる。

 

たとえば、「優劣」という熟語がある。
これを「優れていることと劣っていること」と読み解くのである。そして、その構成は①「対義語の関係」と理解していくのである。

また、「養育」は「養うことと育てること」、つまり②「類義語の関係」である。

「最善」は「最も善い」、善いは善いでも最も善い、③「修飾・被修飾の関係」となる。

「国立」は「国が立てる」、④「主語・述語の関係」である。

「洗顔」は「顔を洗う」、これこそが漢文に多く見られる⑤「下から返って読む」下の漢字が上の漢字の目的語・補語となるパターンである。

その他にも、⑥上に「不・無・非・未」の打ち消しを表す熟語や⑦三字以上の熟語が省略されている「高等学校=高校」というような熟語がある。

あらゆる熟語を上記の①~⑦などに識別していくのである。
この学習には、驚くほどの個人差が出る。だからこそ、国語の読解には欠かせない観点なのである。

 

吾輩はしつこくやるのである。本日の結果や如何に?である。

 

本日はここまで。

招き猫先生の『ことちか日記』H27 8/27

校内実力考査が迫っている。夏休みに取り組んだ「言葉の知識」と「現代文法」を試す内容である。

 

吾輩は、中一のみんなに対して、国語をスポーツにたとえて話すことがある。

吾輩「サッカーでもバスケでもテニスでもいい。スポーツの試合に参加するときに絶対に必要なものって何かな?」

生徒「ある程度練習してうまくなっておくこと」
生徒「下手でもいいから気持ちがあること」「やる気!」
生徒「最低限のルールを知っておくこと」
生徒「技術と体力」
生徒「そのスポーツの特徴を理解すること」などなど

生徒の答えは様々である。

吾輩は言うのである。

まず、どんなスポーツでも試合を進める上での「ルールの理解」は最低限必要だね。これは国語で言えば、基本的に日本語が読めて、何を問われているのかがわかるという言葉の知識だね。
次に、ルールがわかっていても、技術があっても、ゲームを進めていく上でコートやピッチを駆け回って展開できる体力がないとどうにもならないね。これは国語の「文章を大量に読み続け、理解していく思考の持久力」と言えるかな。

生徒「じゃあ、テクニックとか戦術は何になるんですか。」

吾輩「そうだね。テクニックつまり技術は、それぞれの問いに対して的確にその意図を把握したり、適切な着眼点を見つけたり、解くためや絞るための知識を持っていたりすることだね。」「だからこの技術は個人差があるよね。」

吾輩「そして、戦術は何を想定して立てていくかな。」
生徒「それは対戦相手のチームですよ。」
吾輩「そうだね。だから、戦術は模試の内容や広く言えば、志望校の出題傾向にあわせた対策ってことになるかな。」

吾輩「今回やる文法や言葉の知識は、それを知らなきゃ試合にならない。試合ができないというレベルのルールの理解と基本的な技術だよ。」「サッカーで手を使っちゃいけないとか。バスケで自分のゴールにシュートしないとか。」

生徒「オウンゴールしないようにしっかりやらなきゃなあ(笑)。」

 

まあ、のどかな日大中である。

 

本日はここまで。