招き猫先生の『ことちか日記』H30 8/22

本日は、平成30年度長崎県高等学校新教育課程説明会(総則部会)ということで新しくなった長崎県庁を訪れた。

文科省による説明を受けた高校教育課の先生方からの説明である。教務主任の「キングカズ」こと坂本先生と勇んで出かけたのである。

3時間ほどの説明会であったが、約200ページにわたる「高等学校学習指導要領」総則編についてご説明・ご教示をいただいた。

今回ご教示いただいた「教育内容の主な改善事項」のトップに「言語能力の確実な育成」と掲げられている。

・科目の特性に応じた語彙の確実な習得、主張と論拠の関係や推論の仕方など、情報を的確に理解し効果的に表現する力の養成(国語)
・学習の基盤としての各教科等における言語活動(自らの考えを表現して議論すること、観察や調査などの過程と結果を整理し報告書にまとめること など)の充実(総則、各教科)

という文章を読んで驚いた。まさしく、ここ数年「言語技術トレーニング」として推進してきた内容なのである。目指していた方向性に文科省のお墨付きをいただいたようなものだなぁと一人ほくそ笑む吾輩であった。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 8/21

今年の高校1年生夏季進学講座は「古典文法・助動詞」の理解に重点をおいて進んできた。

前期進学講座~学習合宿~後期進学講座と続いてきて、いよいよ終盤に近づいた。後数時間で総仕上げを実施して、2学期始めの「校内実力考査」で「いざ!腕試し!」である。

拙ブログをご覧いただいている皆様にも覚えがおありかと思うが、古典文法、特に助動詞の理解は「これで古文が嫌になる」という声が出るほど、一度での理解が難しいものらしい。

おそらく、必ず覚えなくてはならない部分とその場面での訳出の仕方で解答が変わってくる部分が混在していることが原因かと思われる。

例えば、「池内勉励すべし。」という古文があって、文中の「べし」の文法的な意味を応えよという問いが出たとしよう。生徒たちは
①「~だろう」と訳す「推量」
②「~しよう」と訳す「意志」
③「~はず・~べき」と訳す「当然」
④「~するのがよい」と訳す「適当」
⑤「~せよ」と訳す「命令」
⑥「~できる」と訳す「可能」

①~⑥のいずれかに決めて答えなくてはならないのである。しかし、これには無理がある。ストーリーが存在する文章中であればまだしも、「池内勉励すべし。」という短文だけであれば正直不可能である。

特に、③「池内くんは勉強すべきだな。」④「池内くん勉強したほうがいいよ。」⑤「池内、勉強しろよ。」という訳であれば方向はすべて同じである。

よって、少なくとも③当然と④適当と⑤命令は確定できないのである。厳密に言えば①~⑥すべてにおいて訳が成立することだってないとは言えない。

大切なことは、その池内くんが日頃どんな人間なのか、どんな立場に置かれているのか、「池内勉励すべし」と言った人の立場や二人のやりとりなど、適切に判断するためのファクター、ストーリーが必要なのである。

助動詞を学習するだけでは助動詞の理解は完結しない。ということだ。
これは「物事を学ぶ」ということの万事に通じることではなかろうか。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 8/20

書く力、所謂「記述・論述」という力の大切さを今更ながら痛感する。また、これからの未来社会において中・高の中等教育時代において最も育成すべきはそれではないかと考えるのである。

本校クリエイトコース・アカデミーコースが来る8月25日に受験する「第二回全統高一模試」の過去問を先週末の課題として出してみた。

出来不出来はともかく、それぞれ懸命に取り組んだ答案が提出された。

しかしながら、現代文の評論の70字、小説の100字の問いに手がついていないもの、完結できていないものが、全体の22%を占めていた。特に小説の100字に手こずったようだ。80分という時間設定の下で取り組んだため、時間切れという面も否めない。

吾輩が担当している高校1年生約80名はいい加減に手を抜いた答案を作成することはまずない。しかし、問い(出題者の意図)を的確に読み取り、問題文の論理構成と該当箇所を見極め、自らの中で再構築(組み合わせや一般化など)したものを、明解に文章化するという手順には慣れていない感がする。

これこそ、AIにはできない「求められる能力」なのである。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 8/19

残暑も厳しい日曜日の昼下がり、高校の職員室をのぞいてみると、3年4組の担任コンビが座っていた。

「国語科のハリキリ娘」東川先生と、「泣く子も黙る体育科主任」塩谷先生のお二人である。今夏の学習合宿の際、クラス全員に塩谷先生からプレゼントされた「3年4組オリジナルTシャツ」を見せてもらった。

合宿中のある場面で全員で着用したそうである。
サッカー部を始め、インターハイなど全国大会に出場した生徒が多い3年4組だが、「場所や取り組む内容は違っていても全員どこかで頑張っている夏にしよう。」と担任から檄を入れての夏休みであったそうだ。

すでに大学のセレクションを受けている生徒もいると聞く。3年4組の健闘を祈るのである。


本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H30 8/18

今夏、長崎県勢唯一のインターハイ優勝旗が長崎日大にある。
柔道競技個人66㎏級、桂嵐斗くんの優勝旗である。

日大中学校時代から群を抜いた資質を見せていた桂君であるが、ここまでの中高6年間の道のりは平坦なものではなかった。

不調や怪我に悩まされたこともあっただろう。また、「勝って当たり前」という雰囲気の中で戦い続け、優勝を果たすということは、至難の業である。

県高校総体で連続優勝を続けていた頃のハンドボール部や現在進行形で連続優勝を続けている柔道部を見ているとそう思う。毎年毎年「ギリギリの闘い」を続けているのだ。

何事も「勝つのが当たり前」という勝負は存在しない。そのプレッシャーの中で栄冠をつかむための努力が不可欠である。その努力は、気が遠くなるほどの地味な当たり前の繰り返しなのだつ思う。

桂くん、本当におめでとう。

余談ではあるが、今回桂くんが獲得してきた優勝旗には歴代の優勝者の帯が付いている。今や世界的な選手となった阿部一二三選手の名前もあった。

すでに、世界カデ選手権の王者である桂くんだが、今後の健闘を祈りつつ、吾輩の勝手な夢として「東京五輪出場」を期待している。

本日はここまで。

 

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