招き猫先生の『ことちか日記』H29 6/27

平成29年度の第1回漢字検定の結果が戻ってきた。漢字検定、俗にいう「漢検」である。

日大中では、漢字検定・数学検定・英語検定と3つの検定を年間の時期(1学期は漢検、2学期は英検という感じ)を決めて取り組んでいる。もちろん生徒個人個人の希望により年間の複数受験も可能である。

中3の準2級取得率59%、3級取得率は89%
などと、英検の合格状況については、学校案内にも掲載し、説明会などでもよく触れているが、漢検についてはなかなかお知らせする機会がなかったなぁと思う。

今回の漢検結果を見ると、中1~中3までの283名が受検して、それぞれの受検級の違いはあるが、全体の合格率が77.5%である。

すぐには比較対象ができないので、確信は持てないがまあまあ良い数字ではないかと思う。検定はどのような検定においても「取り組む」ことを第一義として考えたい。日々の授業や課題に加えて自ら求めてチャレンジするその姿勢が大切だと思う。ただ受検するだけでなく、過去問を分析したり、対策を講じたり、そのための時間を確保したりと、まさしく問題解決能力の養成である。

近年は、前述の漢検・英検・数検に加えて、「日本語検定」へのチャレンジも増えてきている。各種検定のみならず、愛する日大中の皆さんの積極的な挑戦に期待している。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H29 6/26

長崎日大の男子寮である「明倫館」、先週の土曜日に嬉しいことがあった。

明倫館を訪れてトイレを使用した時の話である。いつになくトイレがピカピカなのである。特に小便器の下のほうまでピカピカであった。寮監の本田先生に尋ねたところ、「中1のMくん、中2のNくんとFくんが自分たちできれいにしてくれた。」とのことであった。

Fくんにお礼を言ったところ、「トイレ掃除を本田先生から頼まれたので、どうせなら徹底的にやろう!ということになったんですよ。」と照れくさそうに答えてくれた。

自分たちでゴム手袋を準備して、一番汚れている臭いもキツイところを手でゴシゴシとやってくれたようである。何気ない日常生活の中のひとコマではあるが吾輩の心は温かくなった。

「明倫館」には特別に厳しいルールはない。

「寮=家」、色んなことがあっても「寮」に帰ってきたら、とにかく「ほっ」と一息つける空間にしよう。仲間割れするな。親を泣かすな。吾輩が寮生諸君に常々お願いするのはこれだけである。年端もゆかない中1から親元を遠く離れ、頑張っている少年たちが見せてくれた有り難くも清々しい明倫館のひとコマであった。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H29 6/24

画像にあるように、朝から、中学校職員室の前で、愛しすぎている高3諸君の1組の皆さんがワイワイガヤガヤとしていた。何をしているのかと尋ねると、なななんと、卒業アルバムのクラス写真撮影とのことであった。

なるほど、だからゆえに、担任の「ぐっさん」こと宮口先生と「ヨネリン(この愛称は極秘であるが)」こと青木先生がいるのねと納得した。高3の6月も末であるから卒アル撮影が進行しているのも当然であるがしみじみしてしまった。

毎年毎年、中高一貫で卒業していく生徒さんたちにはそれぞれの学年ごとに大きな「思い入れ」があるのだが、この学年はなにせ、中学3年間と高2、高3と6年間中5年間「国語(高2、高3は古典だけ)」の授業を担当しているのである。

何年もの間、同じ教員が「国語」の指導をするその功罪はともかくとして、中1のときの出会いからここまでを思い返すと感無量である。

当時史上最多の86名として入学してきてくれた現高3諸君が、ここまで成長していよいよ3月には長崎日大を卒業していく。吾輩は毎年毎年の卒業生に「皆さんの青春時代の登場人物の一人として参加できたことを心から光栄に思う。」とコメントしている。

卒業までのあと8か月余り、全力で「古典」の授業と日々のマネジメントをお手伝いしていきたいと思う。「生徒が主役」の長崎日大において、名脇役(迷脇役ではなく)になりたいものだ。いや、これからの勝負所をとんでもなく元気に明るく支えていく「明脇役」になりたいものだ。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H29 6/22

引き続き、愛しすぎている高3諸君との学びのひとコマである。

センタータイプの古文・漢文の問題集をやっていた生徒から質問を受けた。

生徒「先生、選択肢の配分を考えようって参考書に書いてあったんですが、結局どういう
   ことですか?」

さらに続けて
生徒「例えば五個の選択肢の中で3:2の配分で主語とかが分かれていたら、3つ   
   ある多いほうに正解があるってことなんですか。」

吾輩「おそらく、その参考書には『配分が見られたら着眼せよ。』って書いてなかったか
   な。」「着眼というのはそれで解答を決めるのではなくて、判断基準になるかどう
   かを確認するポイントにしようということなんだ。」

生徒「ということは、3:2や1:4の配分があったとしてもあてにならないということ
   ですか。」

吾輩「『あてにならない』とは言わないが、あてになるかどうかを確かめるポイントにな
   るということだね。」「今度、マークタイプの解説をするとき、実際に問題と配 
   分のある選択肢を使って説明するよ。」

ここまで話してとりあえず、話は終わったのだが、ふと一冊の参考書を思い出した。1987年くらいだったと思うが、当時、代ゼミ(だったと思う)の看板講師だった有坂誠人先生の「例の方法」という参考書である。
※「~と思う」が多くて恐縮であるが何分30年ほど前のことなのでご容赦されたしである。
確か当時、ベストセラーとなったと思う。画像のような装丁である。 


「問題を読まずに、選択肢を見ただけで解ける!」という斬新すぎる惹句によって巷で話題になった。謹厳実直な国語科の先生方は「そんなことがあるわけない」と関心を示さなかったが、ウルトラスーパー軽佻浮薄の吾輩はすぐさま購入し、生徒たちに受け売ろうと試みた。
が、しかし、世の中それほど甘くない。「例の方法」を読み進める中で、有坂先生の「何も考えずにこれだけを使うのは愚か者のやる事」というお言葉のとおり、ある程度の学力に基づいた読解があっての「例の方法」であると痛感した。

とはいえ、出題の意図というか、作問者心理を逆手にとって問題を解く例の方法の考え方は至極斬新であった。

それから幾星霜、自分自身の試行錯誤の繰り返しと、さまざまな先生方のご著作や実際のご指導、授業・講座の見学などを通して勉強させていただいたおか
げ(何よりも未熟な吾輩を信じてついてきてくれた歴代の生徒さんたちのおかげであるが)で、吾輩なりに自分のスタイルといえる「捌(さば)く」ことを重視する現在のスタイルを確立できたように感じている。この「捌く」の考え方は「例の方法」の影響を大きく受けていると改めて思う。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』H29 6/21

今年度、吾輩の国語の授業の担当は、愛しすぎている高3の文系・理系である3年1組、2組、愛する中1の1年A組、B組、C組である。

本日は水曜日、1校時に3年1組、2校時に1年C組の授業を終えてきたところである。

高3の授業では「センター漢文満点を目指す!」ということで、スピード&クオリティー、そのための知識とテクニック(吾輩の授業では「捌き」と称している。)を修得させるべく、しつこくしつこく演習と解説を続けている。

中1の授業は、言語技術トレーニングの続きである。好き・嫌いという自分の考えをその根拠(理由)を明らかにして文章化するトレーニングをやっているが、今日の授業ではそれを発展させた「賛成」と「反対」の立場に立っての意見の考え方を学習した。

つまり、「好き=賛成、嫌い=反対」と単純には考えることのできないことが世の中にはあるということを中1諸君に理解してもらいたいのである。

簡単に言えば、宿題自体は嫌い(好きではない)だけど、ある程度は必要だと思う。とか、給食は自分としては嫌いだけど、給食があることで助かる人がいるんじゃないかという思考の角度に幅を持っていくトレーニングなのである。

まだまだ時間がかかるが愛する中1諸君と楽しみながら取り組んでいきたい。

中高一貫6年間の最初と最後を担当している今年度、大きな責任を感じつつも、毎日毎日授業に行くのが楽しくて楽しくて(高3諸君は苦しくて苦しくてかな?)仕方ない。まさしく入口と出口の門番として、目を光らせつつ、愛していきたいものである

本日はここまで。

 

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