招き猫先生の『ことちか日記』R1 12/5

早朝6時前の様子である。
高校2年生、シンガポール・マレーシアコースの皆さんが出発した。
デザイン美術科の美術研修旅行もこの後、8時20分に出発である。

朝5時45分というとんでもなく早い時間の集合にもかかわらず、皆さん完璧な集合である。これだけ人数がいれば1人や2人くらい遅刻しても不思議ではない。しかしながら、毎年この修学旅行に関しては、完璧な集合である。

「ハレ」と「ケ」という言葉がある。「ケ」は日常、「ハレ」は非日常と言えば良いだろうか。
「晴れ着」とか「晴れの舞台」というのもここから来ているらしい。

毎日毎日、学業や部活動等で、意外と忙しい高校生である。
授業も課題も練習もなく、友達と一緒に過ごす数日間はワクワクであろう。

引率する先生方にもいつもとちがうほっこりとした表情がうかがえる。

  

道中、滞在中、充分に健康・安全には気をつけていただきたいものの、非日常の中に身を置いて、リラックスして楽しむとともに、たくさんのものと出会い、広い意味で学んできてほしいものである。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R1 12/4

経済協力開発機構(OECD)による、15歳約60万人の生徒を対象に行った学習到達度調査(PISA)の結果発表に、世間が騒いでいる。

日本は「読解力」が15位となり、前回15年調査の8位から後退した。
「数学的応用力」は6位(前回5位)、「科学的応用力」は5位(同2位)になったが、世界トップレベルは維持した。

「PISAショック」と呼ばれた、2003年の結果により、文部科学省が「脱ゆとり教育」の路線を本格化させ、一時、持ち直した感が見られたが、これでまたしばらくは騒がしくなるかもである。

文科省によると、日本の生徒は、書いてある内容を理解する力は安定して高かったが、文章の中から必要な情報を探し出す問題が苦手だった。情報が正しいかを評価したり、根拠を示して自分の考えを説明する問題も低迷した。とのことである。

「文章の中から必要な情報を探し出す問題」「根拠を示して自分の考えを説明する問題」、まさしく、長崎日大が進めている「言語技術教育」の中心部分である。

吾輩は、従来の国語教育を否定しない。

吾輩が最も恐れるのは、新しい時代に対応しようとして、慌てて打つ手の「上滑り」である。

何事においても大切なことは「落ち着いてしっかり言葉で学ぶこと」である。

ITも大事、英語も大事である。

しかし、教科書をしっかり読める子どもたち、自分の言葉でしっかり話せる子どもたちを如何に育てるかを考え、実践していくことも非常に大切なことではないかなと思うのである。

子らよ子ら 書を読め 解せ
文(ふみ)を書け
人の目を見て 言葉語れよ   
             阿久悠

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R1 12/3

期末考査も無事終了し、いつもであれば、戻ってくる答案に一喜一憂している生徒諸君なのであるが、今回は異なる集団がいる。
高校2年生の諸君である。校舎の中は「高校2年生のワクワク」でいっぱいなのである。

 

一足先に飛び出した「オーストラリア語学研修」組からは、毎日元気で楽しそうな画像が送られてきている。

  

さてさて、明後日からは、「シンガポール・マレーシア」組、「デザイン美術科美術研修旅行」組の出発である。

  

そして、12/6からは、「香港・マカオ」改め、「国内・グローバル」コースの出発となる。

 

それぞれのコースに、それぞれの魅力を持った旅程である。

とはいえ、「生徒が主役」の長崎日大である。定められた旅程を2倍にも3倍にも楽しく充実させてくれるものと期待している。

楽しむのも盛り上がるのも大いに結構なのであるが、まずは、全員の健康・安全・安心、そして気持ちよくが何よりである。

その上で、新たな発見や学びと出会う旅となることを祈る吾輩である。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R1 12/2

今日の新聞の1面に、ちと気になる記事が掲載されていた。
高校生の就職についてのものである。

 

景気の回復?からであろうか、昨今の高卒求人の活性化は確かに顕著なものがある。しかし、この記事のように、高卒就職者の2割が1年以内、4割が2年以内に離職しているとなると話は別である。

ある程度務めてみて、キャリアアップとしての転職であれば問題ないと思う。また、どうしても生じるミスマッチもあるだろう。

「終身雇用」という言葉も、過去の表現となってしまった感のある現在である。

「石の上にも三年」という言葉もなかなか難しい現在である。

長崎日大の卒業生は、毎年ほぼ9割以上の生徒さんが、大学進学、専門学校進学を果たしている。

進学か就職の是非はともかくとして、18歳でいきなり就職というよりも、数年、高校生ではなく、学生としての視点で世の中を見たり、専門的なことを学ぶなどして、職業を選ぶのもいいのではないかなと思う。

もちろん、個々人の考え方や各ご家庭の事情などあるだろうから、どうするのが正解ということはないだろう。

人生100年とされる現在において、生き急ぐことはなく、小・中・高とけっこう忙しい12年を送ってきた生徒さんたちが、選挙権をはじめ、ある程度、大人としての立ち位置を手に入れた上で、これからの人生を考え、選択する時間、深く高く学ぶ時間があってもいいのではと思う次第である。

本日はここまで。

 

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招き猫先生の『ことちか日記』R1 11/30・12/1

昨日の準備から、本日にかけて、長崎日大は「中学校第1回入試」に向けて、全力投球である。

昨日は、中学生はもちろん、高校生も手伝ってくれての会場設営であった。来校される受験生や保護者様を迎えるにあたっての大掃除にも力が入っていた。本館のフロアを膝をついて懸命にキレイにしてくれている生徒に頭が下がる思いであった。

中学校は、平成3年の開校であるから、令和2年度の入学生が、第30期生となる。

 

中高一貫であるので、厳密に言えば中学校卒業ではなくて、中学課程修了ということになるのだが、長崎日大では、高校の卒業生は「○回生」、中学校の卒業生を「○期生」と表現する。

日大中の第1期生は、高校の第28回生となるのである。

平成3年の4月から始まった長崎日大中学校も「30年」である。

朝から受験生の皆様をお迎えしていると、中学校の第6期生のHくんと出会った。吾輩が初めて中学校を担当したときの担任を務めた生徒さんである。

本日は息子さんの受験だった。

隔世の感とはこのことだろうか。

涙が出るほど嬉しく、有り難いものである。

卒業生の子どもさんの受験に加え、毎年お会いする顔なじみの塾の先生方や、下の兄弟・姉妹の受験でいらっしゃっている在校生の保護者様の顔も多く見える。

そのお一人お一人に心からの感謝を伝えたい。

本日の受験者数は、500名を軽く超えている。

日大坂を次から次に車があがってくる。

第1グラウンドは埋まりそうである。

校舎の内外に多くの人だかりができている。

 

30年前、誰がこのような光景を想像しただろうか。

この光景を目に焼き付けておこう。

そして、万全の準備と笑顔で来春の入学生をお迎えしよう。

と、感動する吾輩であった。

本日はここまで。

 

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